企画展+イベント
Glass? Glass Glass!! ~生島賢・明水ガラス造形展~
2019年3月27日(水)〜 7月8日(月)
今展示では静岡県西伊豆町でガラス工房「GORILLA GLASS GARAGE(ゴリラ グラス ガラージ)」を運営されている生島賢さん、明水さんご夫妻の作品をご紹介します。
賢さんは主に吹きガラス、明水さんは吹きガラスと鋳造ガラスの技法を使って作品制作をされており、お二人とも柔軟な発想とそれを作品にまで仕上げる確かな技術を持ち合わせた作家です。
普段の日常の一場面を切り取ったかのようなユニークな作品や、イメージを掻き立てるような豊かな色使い。
お二人から生まれるガラスは見ていると綺麗、楽しい、懐かしいといった、普段忘れがちなシンプルで大切な想いを思い起こす作品ばかりで、まるで絵日記を見ているような感覚になります。
さらに今回も妖精の森ガラスで作品制作をしていただきました。賢さんは来館していただき、吹きガラスで様々な作品を制作していただきました。明水さんは自宅の工房設備で作品を制作していただいています。どんなワクワクするウランガラス作品が出来上がっているのでしょうか?
お二人が描く絵日記のような作品をじっくりとご覧いただければ幸いです。
詳細等は添付のチラシデータをご覧いただくか、妖精の森ガラス美術館までお問合せください。
- 会期
- 2019年3月27日(水)〜 7月8日(月)
- 休館日
- 毎週火曜日 ※4/30は開館いたします。
- 観覧料
- ※通常の入館料でご覧いただけます。
大人・大学生/500円(団体400円)、高校生/400円(団体300円)、小学・中学生/300円(団体200円)、小学生未満/無料 - 開館時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 場所
- 2階 企画展示室
作家プロフィール
2019年春期企画展 出展作家
生島 賢Ken Ikushima
経歴
1970 大阪府堺市生まれ
1972~ アメリカ(ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ)で育つ(~1982)
1992 多摩美術大学、クラフトデザイン専攻、ガラスデザイン専修 卒業
1992~ 新島ガラスアートセンター スタッフ(~1995)
1995~ 神奈川県 高橋禎彦工房 アシスタント(~1997)
1997~ アメリカ Dan Dailey Inc. アシスタント(~1999)
2001 静岡県西伊豆町に「GORILLA GLASS GARAGE」設立
近年の主な展覧会等
2003,2007 Ken Ikushima Glass Works “Zoo” (gallery color colore:神戸)
2005~2017 Glass Spring! Vol.1~10 (恵比寿三越 クロスイーギャラリー:東京)
2009 静岡ガラス作家展 (黄金崎クリスタルパーク:静岡)
2011 生島賢ガラス展 (西宮阪急アートギャラリー:兵庫)
2014 公開制作「Glass Workshop 2014」 (磐田市新造形創造館:静岡)
2015 生島賢 ガラス作品展 (ギャラリー阿吽:静岡)
2018 GLASS MUSEUM (Morgenrot:東京)
作家コメント
今回の展示のために、作家人生で初めてウランガラスを使って作品制作をしました。「岡山」にちなんで「桃太郎」、鏡野町の「みずりんとおゆりん」、上齋原地域の「ヴァルト君」、妖精の森ガラス美術館のエンブレムの妖精など、ご当地キャラを中心にガラス作品にしてみました。ものすごく複雑で難しい制作になりましたが、工房スタッフとのチームワークでとても楽しく作れました。ウランガラスの表面に色をつけて制作した作品が紫外線でどのように光るのか、とても楽しみです。
2019年春期企画展 出展作家
生島 明水Harumi Ikushima
経歴
1971 東京生まれ
1995 多摩美術大学 立体デザイン科ガラスコース 卒業
2001 静岡県西伊豆町に「GORILLA GLASS GARAGE」設立
近年の主な展覧会等
2003 Corning New Glass Review24 入選
工芸都市高岡2003クラフトコンペ 入選
2004 個展「生島明水展」(PIGA画廊:東京)
2005~2017 Glass Spring! vol.1~10(恵比寿三越クロスイーギャラリー:東京)
2009 第4回KOGANEZAKI・器のかたち現代ガラス展 入選
2012 「生島賢・明水ガラス展」(山木美術:大阪)
2013 「西伊豆ガラス作家展」(黄金崎クリスタルパーク:静岡)
2015 個展「生島明水展」(十一月画廊:東京)
2016 「ガラス展」(暮らしのうつわ花田:東京)
2017 「ガラスと磁器の二人展」(池袋東武アートギャラリー:東京)
2018 「GGGの仕事 vol.2」(WISEWISE tools:東京)
作家コメント
鏡野という地名を聞いた時、親近感がわきました。なぜなら私がいつもかけている眼鏡の「鏡」と私の作品「野」を連想したからです。作品「野」は西日を受けて光る草野原をイメージして少し前に作ったものです。今回ウランガラスを用いて鏡野という言葉からイメージを膨らませて作った新作を展示します。
作品制作には、ホットワーク、キルンワークなどのいろいろな技法を用いています。ガラス以外の素材を組み合わせることもあります。
ウランガラスの作品が会場でどのように光るのか、見えるのか、楽しみにしています。たくさんの方に見てもらいたいです。