企画展+イベント
「つくる」こと、「想う」こと。 ~安達知江・平田友美ガラス造形展~
2019年7月10日(水)〜 10月14日(月祝)
安達知江さんは岡山県在住で、鋳造ガラスの技法で作品制作をされています。
安達さんの作品は色鉛筆で着色したような優しい色使いと感性が前面に出た造形によって不思議な魅力を醸し出し、思わず手に取りたくなってしまいます。
平田さんは香川県在住で、吹きガラスの技法で作品制作をされています。
平田さんは吹きガラスの「グラール」という技法を用いて、ガラスの中に緻密な線画や切り絵のような絵柄を閉じ込めた作品を発表されています。
お二人とも同世代の作家であり、同じ素材を用いていますが、作品にはそれぞれの個性が宿り、一つひとつ違った表情を持っています。それは「手に取っていただける方を想い浮かべながら丁寧につくる」という、作家にとって大切な一面の表れでもあるのです。
お二人の作品を同じ空間で展示することにより、作家それぞれの世界観や想いの違い、またはお互いに共通している部分を見出していただければ幸いです。また、今回も当美術館のウランガラスを使って収蔵作品を制作していただいており、会期初日に展示発表いたします。ぜひご覧ください。
- 会期
- 2019年7月10日(水)〜 10月14日(月祝)
- 休館日
- 毎週火曜日 ※8/13は開館いたします。
- 観覧料
- 大人・大学生/500円(団体400円)、高校生/400円(団体300円)、小学・中学生/300円(団体200円)、小学生未満/無料
- 開館時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 場所
- 2階 企画展示室
作家プロフィール
2019年夏期企画展 出展作家
安達 知江Tomoe Adachi
経歴
[プロフィール]
1984 岡山県生まれ
2007 大阪芸術大学芸術学部工芸学科ガラス工芸コース卒業
2009 大阪芸術大学大学院修士課程前期工芸領域修了
米国・The Studioワークショップ受講(奨学金取得)
米国・Glass Stepプロジェクト 制作補佐
グラススタジオ透明館勤務・有松啓介氏に師事(~2015)
現在 西日本を中心にフリーランスで活動中
[近年の主な展覧会等]
2006 第三回現代ガラス展 in山陽小野田 入選
2007 Glass Craft Triennnale 入選
2008 酒器・酒杯台展 入選
2012 個展「待つことは願うこと」(CAFE Z / 岡山)以後、毎年開催
2013 灯しびとの集い(大仙公園 / 大阪)
個展(ギャラリー百音 / 大阪)以後、隔年開催
2014 クラフトフェアまつもと(あがたの森公園 / 長野)以後、2018まで毎年参加
2015 安達知江×サブロウ ガラス展(広島三越 / 広島)
2017 手紙社もみじ市(多摩川河川敷 / 東京) 2018も参加
2019 個展「花の話」(CAFE Z / 岡山)
その他個展・グループ展・クラフトフェア多数参加
2019年夏期企画展 出展作家
平田 友美Tomomi Hirata
経歴
[プロフィール]
1982 香川県生まれ
2005 倉敷芸術科学大学 ガラスコース卒業
萩ガラス工房(山口県)勤務(~2010)
2010~ ガラス工房 グラスタイム(香川県)スタッフ
現在 香川県丸亀市在住
[近年の主な展覧会等]
2012 江波冨士子氏のワークショップ受講(静岡県)
2014 広沢葉子氏のワークショップ受講(徳島県)
2015 日本橋三越、銀座三越、新宿伊勢丹にてグループ展
香川県美術展覧会 入選(以後、2017まで毎年入選)
2017 グループ展(ギャラリー田中 / 東京)
2018 個展(ギャラリー田中 / 東京)
女流ガラス展(ギャラリーFUKUTA / 東京)
第28回工芸美術 日工会展 入選